●改正著作権法が成立 違法DLの対象を拡大
こんにちは、みなとみらい特許事務所です。
インターネット上の「海賊版サイト」の対策を強化するための
著作権法の改正案が成立しました。
※2021年1月1日に施行されます。改正著作権法では、違法なダウンロードの対象範囲を音楽や映像だけでなく、
漫画や書籍、論文など、すべての著作物に拡大しました。
著作権者に許可なく違法に公開されたものと知りながら
漫画や写真、論文などの著作物をダウンロードすると、
私的な目的であっても違法となります。一方、利用者の萎縮を避けるため、規制対象の除外を設けています。
例えば、Webサイトのスクリーンショットやライブ配信などの映像などに
映り込んだ著作物は対象外としたほか、
二次創作物やパロディー作品も対象から除外しました。また、文化庁は「軽微な場合」も規制対象から除外するとして、
具体的な線引きを指針でまとめています。
例えば、漫画では、1話の半分程度のダウンロードは規制対象となりますが、
数十ページの1コマは軽微と判断されます。◇改正著作権法の主なポイント◇
◇漫画、書籍、論文など全著作物を対象に無断で掲載されたと
知りながらダウンロードする行為を違法化
◇二次創作物やパロディー作品、無断掲載の画像がスマートフォンの
スクリーンショットに写り込んだ場合は対象外
※規制の対象
漫画の1話の半分程度、論文や記事の半分程度
※軽微なものとして除外
数十ページで構成される漫画の1コマ、長文の論文や新聞記事の1行~数行、
数百ページの小説の1ページ~数ページ
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