知識と知識が繋がる瞬間は、最も面白い瞬間

気象予報士や環境系の資格を取得し、当初はその分野で働くつもりでした。しかし、大学の就職相談会でキャリアアドバイザーから「特許技術者に向いている」と言われたことが、知財業界を意識し始めたきっかけです。もうひとつの理由は、好きだったアニメが知的財産権の問題で配信停止になったことでした。その出来事を通じて、発明者やファンを守るために知財業界で働きたいという思いが強まりました。

実は、気象予報士として大企業や、 IT 系中小企業からも内定をもらっていました。しかし、面接でお会いした副所長との意気投合が決め手となり、「この人と一緒に働きたい」と思い、みなとみらい特許事務所への入所を決めました。また、「日本一人気のある特許事務所を目指す」という事務所のビジョンにも共感し、私自身もふさわしい人材になるために、すぐに弁理士試験の勉強を開始しました。

入所 3 年目で弁理士試験に合格し、 4 年目に弁理士登録されましたが、法律や細かいルールは常に進化しており、各国の特許制度も異なるため、今でも日々、知識のアップデートは欠かせません。

私のポリシーが、「お客様の時間と負担を最小化すること。代理人としてお客様の意思を尊重しながら、利益を最大化する権利化や知財戦略を提案すること。 」なので、新しい分野のご相談を受けた際には、お客様と最低限の技術内容を共有できるよう、基本的な技術、正しい制度、トレンドを図書館やインターネットで調査するようにしています。
幅広い技術分野に触れるのは非常に楽しいですが、常に学び続けることは大変です。さらに、得た知識をお客様に分かりやすく伝えることが非常に難しい作業です。 特に、私たちの多くのお客様は中小企業であり、初めて特許出願される方も多くいらっしゃいます。そのため、法律や知財戦略について丁寧にご説明し、お客様にしっかりご理解いただけたときは、大きな喜びを感じます。

また、やりがいとは別で、知識と知識が繋がる瞬間は、最も面白い瞬間だと思います。これまで多くの案件を担当させていただきましたが、”知財”と日用品、”知財”と溶接など、さまざまな分野が知財を介して全部繋がっていて、過去の案件で得た知識が、次の案件に活かされていくことに、知財の面白さを感じています。

私のように、新しい技術を学ぶことが好きな方は、きっと知財業界に向いていると思いますよ。

目標は「日本一の弁理士になること」

特許が認められ、お客様から感謝された時はもちろん嬉しいですが、特に自分が関わった製品が日常で使われているのを見ると、「お客様の利益に貢献できた」と実感できて、とても嬉しいですね。サンプル品や発明品を事前に見られるという特権も楽しんでいます。

今後の私の目標は「日本一の弁理士になること」です。まずは、中小企業から推薦される弁理士として名を挙げたいと考えています。そして、事務所にも社会にも必要とされる弁理士を目指していきたいです。

当事務所は立地が最高で、春には桜、秋には紅葉が楽しめる美しい環境にあります。お越しいただいた際には、ぜひ周りの風景も一緒に楽しんでいただければと思います！

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