所員メッセージ|下田一徳
5年連続商標出願数、全国1位を支えるチーム力
私の場合は、新卒でいきなり知財の業界にいたわけではなく、IT系の会社などを経て、この業界に飛び込んできました。つまり中途入社ということになりますね。直近だとIT系の会社でECサイトに関わる仕事をしていたのですが、そこで働いていたときに、過去に一緒に働いたこともある友人に相談し、「日本で特許事務所を選ぶなら、うちだね」と言われたことが後押しになったことを覚えています。まさに、この「うち」が、みなとみらい特許事務所だったのです。
もともと士業はやりたいと思っていました。給料がいい、というのもたしかにあったのですが(笑)、自分の兄が弁護士なので、同じ弁護士では面白くないと思い、弁理士を目指すことに。自分の買い物好きもあって、ブランドに関わる仕事に対する憧れもありましたね。そんな経緯で、今現在、みなとみらい特許事務所で商標部門に配属され、現在では、9名のメンバーをまとめるチームマネージャーを務めています。
みなとみらい特許事務所といえば、5年連続で商標出願代理件数全国1位の実績があり、その分野では特に名が知られているかもしれませんね。所長の辻田が掲げているように、みなとみらい特許事務所は特に中小企業のお客様に対して、利用しやすいサービスを心がけているわけですが、「わかりやすい明確な料金の提示」、「一つ一つの案件を機械的にこなしてくのではなく、良心的にわかりやすく対応するということ」、こういった積み重ねが事業規模を問わず、多くのお客様からの支持をいただき、結果的に全国で出願代理件数1位という実績につながっているのではないでしょうか。また、弁理士という個人事業主の集まりではなく、お互いを支え合い高めあうチームとしての意識が高いことも業界では少し珍しいことかもしれません。
「こんな案件はじめてやりました」「これどう思いますか?」「私はこう思います」なんて、やりとりを直接ディスカッションしたり、チャットを通して情報交換したりといったことを所内で活発に行っています。こうした取り組みが、若いメンバーが多い中であっても、お客様にご満足いただける対応につながっているように思います。
まだまだ改善しなければいけないことも多いですけどね(笑)。中小企業を知的財産で支える存在に。
先ほどの話でも触れたように、当事務所は、中小企業のお客様に対して、利用しやすいサービス展開を心がけています。それは料金などのサービス自体はもちろん、サービスの提供の仕方・姿勢にも共通するものでなくてはなりません。お客様はそれぞれ様々な課題を抱えており、当事務所に、そして専門家である自分に、なんとかしてほしいと思って相談してきます。そのようなお客様に対して、機械的な対応ではなく、より親身に寄り添ってあげることが大事だと考えているのです。
例えば私にもこんなエピソードがあります。
あまり具体的にはお伝えできないのですが、Aという飲食店とBという飲食店があり、その2つのお店の店名がそっくりであったことに加えて、そのお店の看板商品までもが同じだったのです。
両店舗とも地元では名が知れていて繁盛していたのですが、ある日Aから私のところに相談が入りました。話を聞いてみると、Bから店の名前を使わないでほしい、と言われたとのこと。なんとBはお店の名前を商標登録していて、商標権侵害を訴えてきているというのです。そしてAはその請求をはねのけ、今まで通り営業を続けたいとのこと。「さすがに、それは難しいのではないか…」内心では正直そう思いました。でも、当然、悪意があって、AはBの店名を使っていたわけではなく、本当にただの偶然。なんとかできないか、と考え、色々考えるうちに、ここであるアイデアに至ったのです。
ここでは、その詳細をお伝えすることができませんが(笑)、結果的に、Aは今までと同じ店名で商売を続けることができるようになりました。その後のお客様からの感謝の言葉が今でも忘れられません。もちろん、なんでもこのようにうまくいくことばかりではないですし、お客様の課題を十分に解決できないこともあります。本気で自社のビジネスを大切にしている企業、人に対し、なんとか応えてあげたかった。この思いを“よし”とするこの事務所の姿勢に感謝しています。これからはITがもっともっと、私たちの生活や仕事に深く浸透していくことでしょう。実際に、私が今やっている仕事の何割かは、ITに置き換わっていくことになると思います。
しかし、一方でこういったお客様とのコミュニケーションを大事にしながら、目の前の人のために何ができるのかをちゃんと考える姿勢こそ、そういった時代に、そして中小企業を支援する私たちみなとみらい特許事務所が、最も大切にし磨いていくべきものと確信しています。「日本で特許事務所を選ぶなら、うちだね」
今の自分も同じことが言えるような気がします。
なぜそう思うのか、それは説明会や面接でお会いしたときにお話ししますね。
お会いできるのを楽しみにしています。
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